タイヤの説明
ラベリング制度について
タイヤを選ぶ時に、タイヤの性能が分かりやすくなるように等級(グレード)分け表示を行った物をラベリング制度といいます。現在では、燃費に関する性能(転がり抵抗)と、濡れた路面での制動力(止まる力 ウェットグリップ)をグレード分けして表示しています。
燃費に関する性能は【AAA】【AA】【A】【B】【C】と5段階に分かれています。(【AAA】が1番良い)
ウェットグリップは【a】【b】【c】【d】と4段階に分かれています。(【a】が一番良い)
ウェットグリップが1段階上がると、濡れた路面で止まる距離が乗用車の車両1台分くらい短くなります。
このグレード分けの中で転がり抵抗が【A】以上で、且つ、ウェットグリップが【d】以上のものが低燃費タイヤと定義されています。更に、将来的には静粛性(静かさ 騒音 特に車外通過音)が追加される見込みです。もちろん、燃費とウェットグリップだけでタイヤを総合的に判断するわけにはいきませんが、低燃費タイヤを判断する指標の一つとしては有効です。
低燃費・ウェットグリップ・静粛性の他にも、持ち(耐摩耗性 ライフ)・乗り心地・曲がる性能(コーナリンググリップ)・排水性能・直進安定性能など、様々な性能がタイヤには隠れています。